日本の法律(学校教育法)では、大学院(修士課程・博士課程)と、専門職大学院は以下のように定義されています。
大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。(学校教育法第65条第1項)
大学院のうち、学術の理論及び応用を教授研究し、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培うことを目的とするものは、専門職大学院とする。(学校教育法第65条第2項)
専門職大学院については、文部科学省のHPに以下のように詳しく説明されています。
専門職大学院は、科学技術の進展や社会・経済のグローバル化に伴う、社会的・国際的に活躍できる高度専門職業人養成へのニーズの高まりに対応するため、高度専門職業人の養成に目的を特化した課程として、平成15年度に創設されました。
特徴としては、理論と実務を架橋した教育を行うことを基本としつつ、1:少人数教育、双方向的・多方向的な授業、事例研究、現地調査などの実践的な教育方法をとること、2:研究指導や論文審査は必須としないこと、3:実務家教員を一定割合置くことなどを制度上定めています。
制度創設時から法曹(法科大学院)、会計、ビジネス・MOT(技術経営)、公共政策、公衆衛生等の様々な分野で開設が進み、平成20年度には、実践的指導能力を備えた教員を養成する教職大学院が開設し、専門職大学院は、高度で専門的な知識・能力を備えた高度専門職業人を養成することが期待されています。
専門職大学院:文部科学省
要するに、まとめると、修士課程、博士課程は、学問的な意義があるような研究をして論文にまとめるところで、専門職大学院は社会にやくだつしっかりしたことを万で社会に役立つ人材を目指すようなところ、という違いがあります。
学んだ結果に得られる学位が、専門職学院では嫌で、どうしても修士号がいいというこだわりがあるわけではない人はそこまで気にしないでいいと思います。
読まないといけない本は、専門職大学院の方が少なくてすむなどの違いがあるので、大学院に入ってから忙しいのは嫌な人は専門職大学院もいいのではないでしょうか。
法曹(法科大学院)、会計、ビジネス・MOT(技術経営)、公共政策、公衆衛生などが、専門職大学院にはありますが、赤田総研の赤田塾からは、いずれの分野に合格して進んでいます。