企画展「細野さんと晴臣くん」が立教大学で始まりました。キャンパス内にある洋館「ライフスナイダー館」で6月30日まで。入場は無料。

音楽家の細野晴臣(77)の企画展「細野さんと晴臣くん」が31日、母校の東京・立教大学キャンパス内で始まった。

 前日に同所で、関係者を集めて行ったレセプションに出席した細野は、落書きがびっしり描かれた幼少期のノートや、高校時代に使っていた定期券などが並べられた会場を見学し「感想は恥ずかしいです。母親はよくこんなに取っておいたなぁと。遺伝ですね。僕も捨てられない方なんで」と頭をかいていた。

 中学1年生ごろに見た映画「ベン・ハー」に影響され「キリスト教系の学校に行きたい!」と立教高校(現:立教新座高校)に進んだことを振り返り「大学では、いまにつながる出会いがあった」としみじみ。「僕は5年やったんだけど、卒業論文は『はっぴいえんど』のことを一生懸命書いて、『卒業させてくれ!!』って言ったら、良い先生だったのか、いいかげんだったのか分からないけど卒業させてくれた」と懐かしんでいた。

 企画展は、日本の音楽史を更新し続けてきた細野の軌跡と進行形の活動を伝える55周年プロジェクト「HOSONO MANDALA」の第1弾として実施されるもの。会場内では、貴重な私物を見学できるほか、高校時代に活動していたフォークバンド「オックス・ドライヴァーズ」の曲が世界初公開されている。

母校・立教大構内で10代で作った曲を世界初公開 細野晴臣「元気な限り音楽を続けたい」

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