【ダブルディグリー、ジョイント・ディグリー、デュアルディグリーについて】
「ダブル・ディグリー」、「ジョイント・ディグリー」、「デュアル・ディグリー」といった言葉が徐々に広がっています。
これらの言葉には、多くの人が納得する定義はなく、以下のように、文部科学書のHPにおいても、いろいろと説明されていますが、はっきりと定義はできず、各学校によって定義が異なります。定義はありません。
要するに、1回大学院に通って学ぶことで、一気に2つの学位を取得できる仕組みのことです。赤田総研の赤田塾からも、ダブルディグリーの制度を利用して2つの学位を取得した人たちがいます。
例えば、東工大(現・東京科学大学)の大学院のなかには、大学ランキング世界ランキングがアジアトップの清華大学大学院と東工大の修士号を一気に2つ取得できるプログラムがあり、赤田総研の赤田塾から進学した人たちで、ダブルディグリープログラムを利用して、東工大とアジアトップの清華の修士号を同時に取得した人たちがいます。
人によって価値観は様々ですので、東大の大学院に受かった要るものに、東大を蹴って、東工大と清華大学の2つの修士号を選んだ人もいました。
その他、慶應のSFCには、韓国の延世大学校の修士号と慶應の修士号を一気に2つ取得できるプログラムがあったりします。
慶應には。2つの研究科の単位を取得して、2つの修士号を取得するデュアルディグリープログラムという、経営管理研究科のMBAと健康マネジメント研究科の修士(公衆衛生学)を一気に2つ取得、経営管理研究科のMBAと薬学研究科の薬科学の修士号を一気に2つ取得するピログラムなどがあります。
タイパ、コスパを重視したい現代人には、「ダブル・ディグリー」、「ジョイント・ディグリー」、「デュアル・ディグリー」をいいな、と思う人は少なくないと思います。
赤田総研の赤田塾では、ダブルディグリーを目指す人たちの受験支援もして来ましたのでよろしければご相談ください。
以下、文部科学省HP
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/houkoku/1353907.htm
【我が国の大学と外国の大学間におけるダブル・ディグリー等、組織的・継続的な教育連携関係の構築に関するガイドライン
「平成22年5月10日」中央教育審議会大学分科会大学教育の検討に関する作業部会大学グローバル化検討ワーキンググループ】
本ガイドラインにおける主な用語の定義は以下のとおりとする。なお、ここに掲げた「ダブル・ディグリー」、「ジョイント・ディグリー」の他に、例えば「デュアル・ディグリー」、「共同学位」、「複数学位」等の用語が各大学において用いられている。これらの用語の定義は本ガイドラインにおける「ダブル・ディグリー」または「ジョイント・ディグリー」の定義のいずれかに包含されるものと考えられることから、本ガイドラインにおいて仔細な分類は行わないが、同様に本ガイドラインにおける留意点を踏まえた取組が期待される(「ダブル・ディグリー」、「ジョイント・ディグリー」以外の用語を用いることを妨げるものではない)。なお、ダブル・ディグリー、ジョイント・ディグリーの定義については、他の類似の用語も含め、国内外において多様な用い方がなされていることに留意が必要である(参考2参照)。
<学位記>
その者が大学が編成する所定の教育課程を修了し、我が国の法令に基づき当該大学から学位を授与されたことを証明する文書。
<サティフィケート>
その者がある大学より学位を授与されたことを証明するものとして、1つの大学から又は2つ以上の大学から共同で交付される文書であって、学位記以外の証明書。
<プログラム>
1つ又は2つ以上の大学が、特定の教育目的を設定し、体系的・計画的に編成された一連の教育内容であって、学生がその教育内容を適切に修了したことを厳正に評価し、もって学位を授与することを目的とするもの。
<カリキュラム>
プログラムの趣旨を踏まえつつ、それを実現するものとして、1つ又は2つ以上の大学により提供される授業科目や研究指導等の体系。
<単位互換>
大学設置基準第二十八条等に基づき、大学が、教育上有益と認める場合において、大学間の協議等において定めるところにより、学生が外国を含む他の大学又は短期大学において履修した授業科目について修得した単位を、一定の単位を超えない範囲で当該大学における授業科目の履修により修得したものとみなすこと。
<ダブル・ディグリー・プログラム>
我が国と外国の大学が、教育課程の実施や単位互換等について協議し、双方の大学がそれぞれ学位を授与するプログラム。
<ジョイント・ディグリー・プログラム>
我が国と外国の大学が、教育課程を共同で編成・実施し、単位互換を活用することにより、双方の大学がそれぞれ学位を授与するプログラム(我が国と外国の大学が、共同で教育課程を編成・実施する場合に、単一の学位記を授与することは、我が国の法令上認められていない)。その際、学位記は各関係大学が授与するが、そのほかに、共同で編成された教育課程を修了したことを示すサティフィケート(証明書)を発行することが想定される。なお、これには、国内大学の共同実施制度(国公私を通じ、複数の大学が相互に教育研究資源を有効に活用しつつ、共同で教育課程を編成し、共同で1つの学位を授与するもの)は含まない。
※ 「ダブル・ディグリー」及び「ジョイント・ディグリー」の定義については、海外においても一様ではなく、一方ではダブル・ディグリーを複数の高等教育機関によりそれぞれ発行される2枚の学位記、ジョイント・ディグリーを2又はそれ以上の機関が発行した単一の学位記であると考える場合もある。他方では、ジョイント・ディグリーについて、国による学位記を伴わずに、プログラムを提供した機関自身により発行される共同の学位記(この場合の「共同の学位記」については、法令上の位置づけは明確でない)とする場合もある。