連合の芳野友子会長は17日、公明党本部で斉藤鉄夫代表と会談し、選択的夫婦別姓制度の実現を要請した。芳野氏は、制度を巡る議論が進展しない現状について「多くの働く女性たちにとってキャリアの阻害要因になっている。女性のアイデンティティー、人権という観点から、一日も早く導入していただきたい」と述べた。
連合会長が公明党本部を訪問するのは異例。斉藤氏は「私の知る限り、連合会長が党本部に来ていただくのは初めてではないか。ある意味では歴史的な日だ」と述べた。芳野氏は会談後、記者団に「私がここに来たというのはそれだけ強い思いがあるということだ」と語った。【田辺佑介、野間口陽】