企業倫理学、経営倫理学の観点から見たフジテレビ問題

 明大商学部の三和裕美子教授が6日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に電話出演。元タレント中居正広氏(52)の性暴力に端を発するフジテレビの問題について言及した。

「そもそも企業経営の体をなしていないと報告書でも言われていますけれども、本当にその通りだと思います。またプライム上場企業として恥ずかしいレベルの企業の経営だったということだと思います」とし、「元従業員の方、類似案件でも指摘されていた従業員の方、特に女性に対する人権侵害がまかり通るといった組織において、従業員への人権侵害がここまで経営リスクと直結した事例というのは戦後の日本企業史でもまれなことだと思います。それくらいの事案だと思います」とした。そして、「米国のエンターテインメント業界のME TOO運動で社会変革といいますか、被害者保護のシステムであったり、企業研修、組織研修が義務づけられたように、これを契機として日本の社会、日本の企業も変わっていかなければいけないと思います」と自身の見解を述べた。

三和裕美子教授 中居氏問題対応でフジテレビに「プライム上場企業として恥ずかしいレベルの企業の経営」

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