中学受験で「第1志望ギリギリ」より「第2志望への上位進学」のほうが成功につながるという衝撃データ。教育経済学の慶應義塾大学教の中室牧子教授。

 少しでも偏差値の高い学校へ──。我が子が中学や高校の受験をする際に、そう考える親は多い。「偏差値の高い学校ほど教育のレベルが高く、そこへ集まってくる優秀な子たちから影響を受けて我が子の学力も高まり、進学に有利になる」と考えるからだろう。しかし、データは真逆の結果を示している。

「本来の実力よりも少し下のレベルの学校に入ったほうが、将来の進学、さらには社会に出てからの収入でも有利に働くという“エビデンス”がある」と教育経済学のエキスパートで近著『科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線』(ダイヤモンド社)が話題の慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子教授は言う。フリーライターの清水典之氏が、現実の中学受験や高校受験における学校選びの指針について中室教授に聞いた。

中学受験で「第1志望ギリギリ」より「第2志望への上位進学」のほうが成功につながるという衝撃データ 進学した学校での「学内順位」は後々まで影響【中室牧子教授に聞く】

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