前橋文学館と前橋刑務所のコラボで、オリジナルの名刺入れが完成

【群馬】前橋市の前橋文学館と前橋刑務所のコラボで、オリジナルの名刺入れが完成した。両者をつないだのは、同市生まれの詩人、萩原朔太郎だ。

朔太郎は詩「監獄裏の林」(1926年)で刑務所を描いた。刑務所を囲む赤レンガの壁には、朔太郎が目にしていたのと同じ明治時代に造られたものが今も一部に残されており、熱心な朔太郎ファンの「聖地巡礼」の地にもなっているという。

玉城さんは着任早々、文学館にコラボを提案。朔太郎の孫で特別館長の萩原朔美さんや、刑務所の広田肇所長らも一緒に意見交換し、受刑者による刑務作業で名刺入れを作ることになった。

 イタリア製の上質で柔らかな革を使い、軽い使い心地に仕上げた。イエロー、キャメル、ピンク、ブラックの4色で、細部までデザインをこだわった。

萩原朔太郎が縁つないだ 前橋の文学館と刑務所コラボ、名刺入れ完成

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