東京大学大学院農学生命科学研究科、 東京大学大学院新領域創成科学研究科、 一橋大学大学院社会学研究科、 早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科、合格インタビュー。

★同じ題材、テーマの研究で、名前が違ういろいろな研究科に全勝

東京大学大学院農学生命科学研究科

東京大学大学院新領域創成科学研究科

一橋大学大学院社会学研究科

早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科

 

Q東大大学院合格おめでとうございます。受験の準備をする前と合格した今では、大学院入試へのイメージはどのようにかわりましたか?

Aありがとうございます。受験準備以前は、大学院入試では研究テーマの専門性や深い知識が問われるものとイメージしていました。そのため、志望する研究科は一つの分野に絞り関連知識を高めておかなければと思い込んでいました。

 赤田先生のご指導やいくつかの研究室訪問を通して、一つの研究テーマに対してもさまざまアプローチがあり、研究科名にとらわれずに柔軟に情報を集めていくことが重要だということを知りました。実際に、共通の研究テーマで領域の異なる複数の研究科に出願しましたが、おかげさまで全て合格をいただきました。

Q社会人の場合は、実務経験に関連したテーマを設定すると合格しやすいものでしたよね?

社会人の合格必勝法はどういったものだと思いますか?

A社会人としての活動を経ての進学となりますので、「なぜ長い社会人経験を経て今から大学院に進学したいのか」という点について説得力のある志望動機や研究テーマであったことが、合格を複数いただけた理由だと思っています。

 受験を考え始めた当初は、日常生活に根ざした研究テーマと、実務経験に関連したテーマの両方を用意していたのですが、研究室訪問では明らかに後者のほうが先生方から納得いただけている感触がありました。

Qリスキリングがブームになっていますが、ワークライフバランスを考えて学ぶことは、人生の充実につながりますよね?

A既存スキルの延長線上で実務にあたっていくだけでは、仕事の広がりも人としての広がりも先が見えてしまうように思います。大学院入試の準備の中で、これまで触れることのなかった領域の書籍を読んだり、関心を持っていた分野でも全く異なる角度からのアプローチを知ることができ、思考の幅が広がるのを感じました。

 実業務や出産育児などの経験の中から得られることも多くありますが、自らテーマを決めて学ぶ場を持つことで、仕事にも日常生活にも新たな視点で臨んでいけるのではないかと期待しています。

Q東大、一橋、東工大、早慶など、無理なく効率的に同じような準備で併願できましたよね?

併願の大切さについて思うところを教えてください。

A受験した4研究科とも、最終的に一つの研究テーマで出願しました。設定したテーマで指導いただくことが可能な研究科を赤田先生からご教示いただいたことで、効率的に準備を進められたと思います。面接試験については、試験のたびに対応力があがっていくように感じました。いくつか併願したからこその合格だったともいえるかと思います。

 また、合格をいただけても必ずしも希望した研究室の配属となるとは限りませんし、仕事を続けながらの進学の場合、履修計画やキャンパスへのアクセスなど含め両立のしやすさも検討しなければなりません。いくつか併願した結果を受け、最終的に最適な進学先を選択できたため、入学後の具体的な見通しを持てるようになりました。

Qなんでもいいので、これから受験をする人に何かアドバイスをお願いします。

A研究計画書を書くときは、いったん書き上げたあと、論理性を中心に何度も見直すことをお勧めします。内容はもちろん大事ですが、このプロセスを踏んだことで面接試験での質疑にも大きく躓くことなく応答できたように思います。

 また面接の際に少し辛口の指摘が入っても慌てないようにするために、自身の研究テーマに関する知識を確かにしておくだけでなく、受験する研究科の関連書籍を数冊読んでおくと安心です。何度か厳しめの指摘をいただいた場面もありましたが、研究科の定番書籍の名を挙げたり、その分野のキーワードを入れて返答できたりした時は、面接官の先生からポジティブな反応を得られたように感じました。

 大学院進学の準備を始めた当初は考えもしなかった東大大学院に進学することになり、自分でも驚いています。赤田先生から示唆いただいた基本書籍を幅広く読み、可能性を広げることをお勧めします。

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