刑務所でタトゥーの本読むのは「反社会的」? 弁護士会が改善勧告

服役中にタトゥーの塗り絵本を見ることは、「反社会的集団への憧憬(しょうけい)の念を抱かせる」のか――。

 受刑者が入れ墨に関する書籍の閲覧を禁止されたのは人権侵害だとして、札幌弁護士会は27日、月形刑務所に対して改善を求める勧告書を送付したと明らかにした。

 弁護士会によると、閲覧禁止措置を受けたのは昨年7月まで月形刑務所に服役していた男性受刑者。男性は服役前に絵やデザインに関する仕事に就いていた。

 刑務所は2021年以降に男性に差し入れられたタトゥーに関する書籍の閲覧を禁止した。「反社会的集団の象徴である入れ墨の原画を閲覧させることで憧憬の念を抱かせる恐れがある」としている。

刑務所でタトゥーの本読むのは「反社会的」? 弁護士会が改善勧告

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