難易度

大学院の難易度のイメージ

(東大のなかでの難易度もかなり違います)

大学受験の一般入試では、筆記試験の点数が高い人が合格します。しかし、大学院の場合は、研究計画書をもとにした面接試験が重要視されるため、大学入試とは別物です。修士課程なら原則として2年間、博士課程ならば3年以上、一緒に研究をしてくわけですので、教授たちは、自分の研究室が合っている人かどうかをよく考えます。

・学問的関心は一致しているかどうか?
・基礎学力はだいじょうぶか?
・勉強量は足りているかどうか?
・研究目的はなにか?
・話が通じる人かどうか?

などを面接でチェックします。修士論文の完成とために2年間関わるために、+話が通じない人を入学させると、教授は困ってしまいますので、話が合わない人、居場所が違う人は、他の大学院に入って欲しいと思いますよね。

教授には以下の3つの仕事があります。かつての大学教授は時間の余裕があるイメージでしたが、最近の教授は忙しくなっていますので、研究の指導をしにくい人を入れるとたいへんなことになりがちのため、面接を重視するようになっています。

 

教授の3つの仕事

世界チャンピオンを目指してボクシングジムに入門したい人なのか、ダイエットのためにボクシングでエクササイズをしたいだけなのか、などはボクシングジムによって受け入れたいかどうか見極めたいものですよね。大学院も似たようなものです。

お互いに不幸にならないように学問的な相性、人間としての相性などを見られます。

あと、現実的に一番のポイント化もしれませんが、大学の学部は、定員を埋めないと困りますが、大学院は定員を埋める気がある大学院、手院を埋める気がない大学院があります。教授は、学部と大学院の両方を教えても給料が一緒のため、学部だけの仕事にしたい人も少なくないですし、一流大学の大学院で学ばないと就活の学歴フィルターを突破しにくいし、学者を目指すにしても一流大学院を出ないと将来がたいへんだと受験生を心配して他の大学院の受験を勧める教授が多くなっています。

いろいろな大人の事情もありまして、大学院入試の難易度は複雑です。赤田総研では、人文科学、社会科学、自然科学、文理融合、学際といった多くの学問分野の受験動向を把握しており、外部の人を入れてくれやすい大学院の研究科、専攻、コース、教授などをかなり把握して受験指導をしていますので、受験の打率は高めになります。やみくもに受けていては、気の毒なことになりやすいのが大学院受験です、

大人の事情もいっぱいあるのが大学院受験ですので、情報戦で心理戦になっています。

他の大学出身者を特に歓迎しない大学院もあります。学部が東大でない人はとても少ない東大の大学院もあれば、東大以外からの人の入学者が多い東大の大学院もありますので、難易度はかなり違って来ます。

東京藝術大学に入るならば、人数が多めの声楽家を狙う方が、合格者が若干名の指揮科を目指すよりいいかもしれません。個人の特性がありますが。ピアノ、バイオリンだとやっている人が多いので、ハープなどのようなやっている人が少ない楽器の学科を狙った方が強力なライバルは少なくなると思います。もっとも楽器との相性は大事ですが。

ある有名な藝大教授は、ほんとうは油画科がよかったものの、ライバルが多くて難しいので、3浪の時には不人気な穴場学科を受けて合格し、その分野で頭角を現して藝大教授になったそうです。レッドオーシャンの難易度は高くなり、ブルーオーシャンの難易度は下がりますので、うまく併願することが大切だと思います。
オリンピックに出ることを目指すならば、柔道、サッカー、レスリングなどだと競争がたいへんそうですが、やる人が少なく、やる場所も限られているような、カーリング、バイアスロン、リュージュなどの方が予選参加者は少なくなりますよね、
例えば、1976年のモントリオールオリンピックに、麻生太郎元総理は、クレー射撃の日本代表で出場していますが、クレー射撃はお金がかかりそうですし、練習場は限られていましたので、麻生太郎元総理には有利だったと思います。ブルーオーシャンだったでしょうね。

 

 

その他、学者を目指して進学する人が多い大学院をそうでない人が受験すると、教授は、え?となることがありますし、研究目的、研究のスタンスが合っていないと、他に行った方がいいですよ、と言われてしまいやすいです。

各大学院には、カラーがあり、そこの大学院になじみそうな人と、ちょっと違う人に分かれてしまいます。例えば、嵐の櫻井くん、相葉くん、大野くん、二宮くん、松本くんなどは、ジャニーズには合ったのでジャニーさんに歓迎されたわけですが、もしEXILEに入ろうとしていたら、HIROさんに歓迎されたかは微妙だと思います。

指原莉乃さん、峯岸みなみさんらは、AKB48には馴染んで人気者になりましたが、もし乃木坂46を受けていたら結果は違っていたと思います。もちろん逆に、白石麻衣さん、橋本奈々未さんらが、AKB48を受けていたら人生は随分違ったものになったと思います。

南海キャンディ~ズの静ちゃんは、モーニング娘。のコーディションで長渕剛を歌って落ちたけれど吉本興業ではスターになったり、アンジャッシュの児島さんがジャニーズ事務所に入ろうとして応募書類を送ったのに、ずっと返事が来なくて悩んでいたり、受けるオーディションとの相性は大事ですね。

乃木坂46でセンターを何度もやった山下美月さんは、AKB48には落ちたものの、乃木坂にはぴったり合って大活躍でした、

大学院受験でも、相性がありますので併願は大切です。

 

大学院合格率UPのコツ

 

赤田総研によろしかったらご相談ください。あなたの状況、希望をお聞きして受験選択肢、受験プランをご提案できます。

 

 

マニアックな分野でも意外と選択肢は多い

大学院受験は情報戦で心理戦です。

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