アイドルの推し活を研究する甲南女子大学の教授の記事

■名物教授訪問

好きなアイドル=“推し”のライブに通う。グッズを集める。SNSで語り合う。 今では“推し”が指すそのジャンルや“推し活”のスタイルが多様化して、趣味を超えて一つの文化として定着しつつあります。人はなぜ、これほどの熱量を込めて、好きなアイドルや作品に夢中になるのでしょうか。その「好き」という気持ちは、文化であり、学問にもなります。ファン研究や理論社会学を専門に研究する甲南女子大学社会学部総合社会学科の池田太臣教授に「推し活」を社会学の視点から読み解いてもらいました。(写真=本人提供)

「社会学の理論が専門で、ドイツの社会学者であるマックス・ウェーバーの理論などを研究していました。約20年前に甲南女子大学に着任し、社会学者がどのように考えてきたのかなどを教えていましたが、なかなか議論になりにくく一方的に話すことが多かったです。もちろん学びですのでそれでもいいのですが、もっと学生と一緒に語れるようなテーマも欲しいと考えていたところ、アイドルや漫画、アニメなど好きなことに没頭している学生が多いことに気づきました。そこで、こうした『オタク』や『ファン』を社会学的にとらえる授業も取り入れたところ、大きな反響がありました。当初は『自分のオタク活動が研究の対象になるんだ』と驚いた反応を見せる学生もいました」

「推し活」はクリエイティブな文化 大学教授が語る「好き」が学問になる世界

Contents

Category

カテゴリー