「保育の父」と呼ばれる佐竹音次郎

高知県四万十市出身で「保育の父」と呼ばれる佐竹音次郎(1864~1940年)を顕彰する市民団体「保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会」(中平菊美会長)の設立10周年を記念する式典が11日、同市内のホテルで開かれ、会員や関係者ら約35人が参加した。

 音次郎は「困っている人を助けたい」との思いから小学校教員を経て医師になり、1894年、30歳で神奈川県内に医院を開設。病気になった母親が入院すると、子どもたちを医院で受け入れ医院の看板の横に「小児保育院」の看板を掲げた。1905年からは保育に専念するため同県鎌倉市に「鎌倉小児保育園」を開設するなどした。

高知出身「保育の父」 学ぶ会設立10年で「子育て世代にもヒント」

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