研究者にとっての研究費申請のシーズン

(齊藤 康弘:慶應義塾大学政策・メディア研究科特任准教授)

 研究する上で不可欠なものは研究費である。どれほど肥沃な土地でも、水がなければ種は芽吹かない。研究費は農地に水を与えるように、研究を育む基盤である。いわば、研究費は研究者にとって命の水であり、途絶えた瞬間に研究は停止する。研究における燃料こそが研究費である。

研究者にとって“命の水”の研究費だが、科研費の採択率は3割の狭き門、申請シーズンに見るその種類と変化

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