東大で入学式 AIが身近にある社会では、批判的思考と、他者に対する深い理解や配慮に基づく、新たなリテラシーを育むことが求められる。

東京大学の入学式が11日、東京都千代田区の日本武道館で行われた。藤井輝夫学長は式辞で、利用が急拡大している生成AI(人工知能)について、「事実に基づいていない情報や偏った断定が含まれる可能性があることを忘れてはならない」と指摘。AIが身近にある社会では、「批判的思考と、他者に対する深い理解や配慮に基づく、新たなリテラシーを育むことが求められる。どの学問分野でも欠かすことができない視点だ」と強調した。

 今年度の東大の新入生は3122人で、うち女性は666人(21・3%)だった。文科1類に入学した女性(18)は、「日本一の大学で幅広く学び、女性が学びやすい環境作りに貢献していきたい」と意気込んでいた。

東大で入学式、藤井学長「新たなリテラシー育んで」…生成AIの倫理的課題を指摘

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