琴欧州は引退後に日体大に編入して学びなおして親方に。

引退後、日体大に編入して2年間、栄養学やコーチ学を学んだ。その裏には、入門時から抱えてきた疑問があった。ブルガリアで体育大学に通い、エリート選手として、最新のスポーツ科学をもとにトレーニングに励んでいた琴欧洲には、古くからの伝統を大切にする相撲部屋の稽古方法や日々の生活は、容易には受け入れがたいものだった。「こうすればいいのに」と思うことがいくつもあった。相撲への思いを深めながらも、うやむやにせず、心に抱き続けていた疑問を、再び大学で学び直すことで解消していったのだ。

【平成の名力士列伝:琴欧洲】ブルガリアから欧州初の大関に上り詰めた「角界のベッカム」 親方として実践する伝統と新風の融合

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