主婦の家族を思うオーガニック野菜信仰が参政権の人気のポイントとしてある。

子どもや家族の健康を第一に考える主婦たちは、できるだけ健康的で安全な食品を求める傾向が強い。もちろんそれは素晴らしい理念だが、健康や安全をうたうビジネスは昭和の時代から後を絶たない。

「子を持つ親世代の一部が、添加物や農薬を不安視する一因には、それが“病気や障害の原因”と過剰にあおる商売の存在があるからです。それらは疑似科学、ニセ医学の領域です。コロナ禍を経て、社会全体の“健康意識”が高まっています。

ただでさえ重い病気にかかったとき、人は“犯人探し”をしたくなるもの。原因が明確になれば、気持ちの落としどころも生まれます。共通の敵がいれば、コミュニティの絆も深まります。『真実に気づいた』という高揚感もあるでしょう。その結果、『農薬や添加物は怖い』と誘導され、取り込まれていくのです。

勢い増す参政党、なぜ“普通の主婦”が取り込まれるのか「きっかけは“オーガニック信仰」専門家が明かす“不安の連鎖”

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