宝塚歌劇団の取締役7人中4人を社外出身者に、ガバナンス向上図る…元警察庁長官や元国税庁長官

宝塚歌劇団を運営する阪急電鉄は14日、劇団員の女性が死亡した問題を受けて、今年7月をめどに株式会社化する歌劇団の役員人事を発表した。7人の取締役のうち4人を社外出身者とすることで、ガバナンス(企業統治)の向上を図る。

 社長には、現在の歌劇団で理事長を務める村上 浩爾(こうじ) 氏が就任する。社外からは、元警察庁長官の金高雅仁氏、元東京証券取引所社長の宮原幸一郎氏、元国税庁長官の加藤治彦氏、池坊華道会副理事長の池坊専好氏の4人が就任する。7月1日に開く予定の歌劇団の株主総会を経て決定する。

 歌劇団は現在、阪急電鉄の一部門という位置づけになっている。意思決定はこれまでスタッフや出演者らで構成する「理事会」に一任されており、阪急社内でも運営面などで干渉しにくい状況になっているとの指摘が出ていた。

宝塚歌劇団の取締役7人中4人を社外出身者に、ガバナンス向上図る…元警察庁長官や元国税庁長官など

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