大学院進学のチャンスが大きくなった時代ですが、注意も必要。

1991年(平成3年)に、文部省(現・文部科学省)が大学院拡充政策を打ち出し、当時5万人だった大学院生は、今では、留学生を含めて30万人近くに増えて、チャンスが拡大しました。

 学者を目指すわけでない職業人養成の大学院、入試に英語がなくていい大学院、面接だけでいい大学院、社会人が学びやすい平日夜間と土曜日の大学院、土日だけでいい大学院など大学院は多様化しました。そして、コロナ禍になり、オンラインと通学を組み合わせた大学院も増えました。

  • 大学院の多様化

  • 進学目的の多様化

  • 入試科目の多様化

  • 学問の多様化

が進み、多くの選択肢がありますが、情報が広まっていないので、せっかくの選択肢を逃してもったいないことになっています。

 マイナー校の大学院に進学した人が進路に困って、高学歴ワーキングプアーという言葉が流行語になったこともありましたので、受験希望者を歓迎する大学院とあまり歓迎しない大学院があります。定員を満たすつもりがあるところと、ないところがあります。

 面接もありますので教授は人としての相性も重視しますし、大学受験の一般入試のように筆記試験の点数が高い人から順番に合格するわけでもなく複雑なのが大学院入試です。

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