鳴門教育大学の高橋啓(はじめ)名誉教授(日本近世史)「徳島城下の盆踊り~阿波踊りの歴史を訪ねて~」発行は協業組合徳島印刷センター

高橋名誉教授は、徳島藩主の蜂須賀家に代々伝わってきた文書や、近年見つかった江戸時代の踊りに関する古文書など膨大な文献を調査。その結果、阿波踊りのルーツは徳島城下の盆踊りとしつつ、踊りの様式には、派手な衣装や演出を用いた中世の風流踊りの特徴が色濃く残されていた、と著書で指摘した。

 巻末には、引用した文献を紹介した「史料編」も掲載している。

 高橋名誉教授は「今までは阿波踊りの起源について、風流踊り説と盆踊り説とに分けて考えられてきたが、複眼的な見方が必要になってきた」と指摘。「現代の阿波踊りは観光面が重視されているようにみえる。死者を供養する盆踊りとして始まった阿波踊りのバックボーンを見つめ直し、今後の研究を深める手がかりになれば」と話す。

鳴門教育大名誉教授、阿波踊りの起源を検証する本を出版

阿波踊りの源流を探求するような研究は、

歴史学、民俗学、文化人類学、地理学、社会学などで研究ができます。

お祭りの研究などで大学院進学はいかがですか?

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