京都大学にも農業経済学の大学院がありますよ。

農学原論は、農業・農学・農村社会に関する深い知識と理解を前提として、そのあるべき現状と将来像について、哲学的批判的に考察する分野です。農業・農学の使命を、増加する人口を永続的にまかなう安全な食料の生産とするとき、食料生産の拡大と食料分配の公正化、環境と人間の生命に配慮した持続的な生産技術体系が必要になります。しかしこれらは既存の社会システムの中に埋め込まれているため、農業が研究され、営まれる具体的な場の社会や文化との連関を抜きにして考えることはできません。また、食の流通と消費が生産面である農業を大きく規定する現代において、食と食消費に関する批判的・倫理的考察も必要と考えています。私たちの分野の研究目的は、こうした使命を目標におきながら、経済学・社会学・哲学倫理学・人類学・思想史・科学技術論・文化研究などの方法論を用いて、そこに至る道筋を根底から考え直す(省察する)ところにあります。

農学原論

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