民社党(当時)から参院選に出馬したタレントの新間正次氏は明治大中退としていたが、入学していなかったことが判明。最高裁まで争ったが、94年に有罪判決が確定し失職した。公選法違反罪により最高裁で有罪判決を受ける現職国会議員としては初のケースとなった。
学位留学の経歴を偽っていたのは民主党(当時)の衆院議員だった古賀潤一郎氏。米カリフォルニア州のペパーダイン大卒業としてたが、単位不足で卒業できていないことが発覚し、2004年に公選法違反容疑で告発され、起訴猶予処分となった。
選挙戦候補者ではタレントで「サッチー」の愛称で知られた野村沙知代氏(故人)が1996年の衆院選で新進党(当時)から出馬したが、米コロンビア大留学という経歴が虚偽であるとして告発された。東京地検が捜査したが詐称の証拠が得られず、不起訴処分になった。
ペパーダイン大、サッチー…政治における学歴詐称疑惑 虚偽事項公表なら公選法違反罪も